「表現する」ということ
その演奏に心は伴っているか?
唐突ですが、みなさんは
➀どうしようもなく心が揺さぶられたり、
②この上なくジーンとした経験
は、ありますか。
この感情➀②は「喜怒哀楽」どの場合にも起こり得ます。
・すごく嬉しいことがあって飛び跳ねたい
・素晴らしい景色を目の前にして感動
・とても嫌なことがあってイライラ、悔しい
・悲しくつらいことに直面し、ショックで涙すらでない…etc.
でも、
どんな経験もどんな感情も
それは私たちがロボットではなく、
人間だからこそ感じる感情(近い未来、ロボットも人間のような感情を持つようになるかもしれませんが(^_^;))
こうした
私たちが日々感じる「想い」を音楽で表現することこそが
音楽をする上で、最も楽しい部分(醍醐味)だと私は感じています。。
しかし実際「演奏する」となると
「間違えないように弾かなきゃ」とか
「音程をはずさないように気をつけよう」
ということで頭がいっぱいになり、
曲の内容などというものは全く考えずに演奏しがちになってしまいがち。
もちろん、ミスなく正しい音程で演奏することはとても大切です。
でも芸術では
ミスなく完ぺきに弾けること=ゴールではない。
「その演奏に心は伴なっているのか?」
せっかく譜読みができ、曲を演奏することができるようになってきても
他人事の演奏は聴いていてもつまらない。
ただ楽譜に忠実に演奏するだけなら、ロボットの方がよっぽど正確でしょう。
そうじゃなくて、
私たちにできる演奏、私たちだからこそできる演奏、というのは「自分の内面から湧き出るエネルギーを音楽にのせること」。
ロボットではない、人間だからこそ感じる複雑な「想い」(感情)。
目には見えない「想い」のエネルギーを歌にのせる、音楽にのせる…。
そのためには、「対象の曲がどのような想いで書かれたのか」を想像し、
自分の経験上のイメージと重ね、想像する…。
その曲の世界に入ること。
それが、他人事ではない本当の音楽表現だと、私は思います。
技術と表現がともなった演奏は、演奏者自身も楽しいし、
聴き手にも「もっと聴きたい演奏」として伝わり、惹きつけます。
そうした音楽の楽しみ方を
私は大切していきたい…
そんなことを考えています。
【おまけ】
子どもも大人も楽しい音楽教室♪
Glee Music School(グリーミュージックスクール)
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